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さっそくですが、ハンガリー国立バレエ団はどんなカンパニーでしょうか?
国際的なバレエ団なので、色々な言葉が飛び交い、とても明るいカンパニーだと思います。
ハンガリー人、ロシア人、ウクライナ人、イタリア人、スペイン人、キューバ人、ブラジル人、韓国人など120名のダンサーが所属し、日本人は9人います。
主なレパートリーはクラシックからモダンまで色々な作品を公演しています。
長所としてヨーロッパにある各地のクラシック作品を踊れる事だと思います。例えば、ピータライト版の眠れる森の美女(バーミンガムロイヤルバレエ)、ウエインイーグリング版のくるみ割り人形(イングリッシュナショナルバレエ)、ミハイルメッセレール版ドンキホーテ(ミハイロフスキー劇場)、R Van Dantzig版白鳥の湖(ヘットナショナルバレエ)、マノン、オネー ギン。。。とヨーロッパ各地で踊られている作品を一ヶ所で踊れる事は素晴らしい事だと思います。
一日のスケジュールを教えてください。
10時から1時間か1時間15分のクラスがその日のスケジュールによって変わります。
11時30分頃にリハーサルが始まり、大体14時まで踊り続けてから休憩、あるいは16時までリハーサルがあります。作品や役によって練習時間も変わり、公演の有無にもよりますが、一日に平均して5、6時間は動いていると思います。
現在はオペラ座で工事を行なっているので、センターから少し離れたスタジオでクラス、リハーサルをしています。
どのようにして今のお仕事の夢をつかみましたか?
所属していたバレエ学校からオープンオーディションを受けて契約を頂きました。
どこに留学されていたのですか?
スイスのタンツアカデミーチューリッヒです。
オリバーマッツ先生の元で5年間留学していました。
成功の鍵はなんだったと思いますか?
タイミングの良さだったと思います。
現在の芸術監督が就任初オーディションに参加したので、雇用率は今より高かったです。
バレエ学校時代は日本で踊ることを考えていなかったので、夢を諦めなかった結果だと思います。
芸術監督のTamas Solymosi、バレエマスターの方々と一緒に
日本で踊ることと海外で踊ることの違いは何だと思いますか?
日本のカンパニーでシーズンダンサーとして所属した事がないので「違い」は言い切れないのですが、海外で踊ることの良さは、周りのダンサーから得られることの多さだと思います。
ダンサーとして思い出に残っている仕事は何ですか?
バレエ学校を卒業して初めてオペラ座での舞台に立った時と、初めてくるみ割り人形で主役を踊らせていただいた時の幸福感は忘れられません。
くるみ割り人形での主役デビュー
くるみ割り人形での主役デビュー
仕事以外の時間は何をしていますか?
効率よく時間を使うことが好きなので、ジム、プールやサウナなどボディコンディショニングを主にしています。 友達と美味しいご飯を食べに行ったりしています。
ダンス以外で得意なことはありますか?
留学時代から自炊をしていたので料理が得意とは言えませんが好きです。
大切にしている宝物はありますか?
今まで培ってきた経験や感覚がなくなったら。。って事を考えていた時からはもっとオープンマインドになれたと思うので、経験や感覚は大切にしています。
高橋さんの次の夢は何ですか?
今の自分にある課題を達成することです。
マノンの三人の紳士
なにか読者の皆様にお知らせはありますか?
K-Balletの熊川哲也さんからプリンシパルソリストという契約を頂き、2019年1月からシーズンダンサーとして帰国する事になりました。
そうなんですね!
おめでとうございます。
日本で高橋さんの踊る姿を見ることができるのは素敵です!
益々のご活躍を願っています!
皆さん、K‐Balletのサイトをチェックされてみてくださいね。
次回のダンサーの宝箱のバトンを受け取ってくださるのはどなたでしょうか?
スウェーデン王立バレエ団で踊っている佐々晴香ちゃんです。
佐々さんとはブライトステップで白鳥の2幕のパ・ド・ドゥを踊らせて頂きました。彼女は日本のカンパニーで働き始め、3年程前から海外で踊り始め、先シーズンにはスウェーデン王立バレエにてファーストソリストに昇格されました。
楽しみです!
ありがとうございました!
というわけで、来年初のインタビューは、スウェーデン王立バレエ団ファーストソリスト佐々晴香さんです。
おたのしみに!
# by Dancerstakarabako | 2018-12-23 18:13