Vol.11 Ayuko Natsumi Georgia
ダンサーの宝箱、今回はグルジア共和国の首都トビリシ。
2013年1月よりグルジア国立バレエ団の正式団員となったというフレッシュなバレリーナ夏見亜友子さんのインタビューです。
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グルジア国立バレエ団といえばニーナ・アナニアシビリですね。
2004年よりバレエ団芸術監督であり、バレエ団を率いて日本にもよく公演に訪れています。
70名ほどのダンサーを抱え、現在3名の日本人が活躍しています。
まず聞いてみたいのが・・ニーナ・アナニアシビリは芸術監督としてどのような方ですか?
現役である彼女は毎日のクラスを団員と共に受けています。
その中で若いダンサーの育成のために彼女自身がお手本になり踊って見せてくれたりします。
彼女はまだカンパニー公演で自ら舞台に立つことはありますか?
未定ですが立つと思います。
彼女が出る舞台は会場の熱気も全然違うんですよ。
そんな彼女のバレエ団へ入団することになったきっかけはなんですか?
バレエ学校時代にニーナ・アナニアシヴィリ団長が卒業公演の指導でこられたときに日本である研修生のオーディションに誘っていただいて、そのときに特待生で合格し、半年後に団員になりました。
どこのバレエ学校にいかれてたのですか? 海外ですか?
ポルトガルのバレエ学校に2年間行きました。
クラッシックもコンテもネオクラッシックも沢山のレパートリーをやらせていただきました。
ポルトガルのバレエ学校
バレエ学校卒業公演
バレエ学校卒業公演
日本での研修生のオーディションには何名くらいの参加者がいましたか?
8名くらいだったと思います。
あまり大きく宣伝していなかったみたいです。
その成功の鍵はなんだったと思いますか?
バレエ学校のときにニーナさんの前でキトリを躍らせてもらえたのが本当にラッキーだったと思います。
ニーナさんの中に強く印象に残ったからこそ、研修生オーディションに夏見さんを誘ったのでしょうね。
どんな仕事場ですか?
古典やネオクラッシックが多いですが、Jiri Kylianの作品などもやっています。
コンテ作品もします。
劇場更衣室
ニーナさんは日本公演も何度も行っていますし、日本にもファンが多いですね。親日家でもあると思うので、やはり日本人を何名か入れたいという思いから日本でオーディションをしたのでしょうか?
彼女は日本人に対し時には厳しく指導してくださり、ニーナさんから学ぶことは沢山あります。
日本人に対して時には厳しく、というのは日本人への接し方をよく理解しているということのように感じます。
ニーナさんは日本公演もよく行っているので、日本公演の際に日本の舞台で夏見さんの踊っている姿を見ることができるかもしれませんね!
日本ツアーでグルジアバレエ団の一員として舞台に立つことが今の目標です!
ダンサーとして思い出に残っている仕事は何ですか?
卒業公演で主役とjiri Kylianの作品をやらせていただいたとき、
そしてやはりグルジア国立バレエ団の白鳥の湖公演ででニーナさんと同じ舞台に立てたことです。
白鳥の湖 ポスターの前で
将来海外で働きたい、絶対に海外で働きたいという思いは以前からありましたか?
中学生の時にはそう決めていました。
これからどのようなダンサーになっていきたいですか?
舞台に立つことの楽しさをお客様に踊りを通して伝え、どの役が合うとかではなくすべての役に対してまったく違う顔を持つダンサーになりたいです。
ヴィシンヨーワのようなダンサーになりたいです。
そしてやはりニーナさんのように体からあふれ出るパワーはすばらしいと思います。
デニス・マトヴィエンコと
ところで、グルジア共和国で住むということがまったく想像がつかないのですが、どんなところですか? 治安はどうですか?
場所によって異なりますが、カンパニーや私が住んでいるところはスリなどがまったくないので治安はいいと思います。
団のお仕事が決まり住むことになったとき、家探しなどは大変だったのではないですか?
英語圏でない地域へ行かれた方のことを聞くとついついそんなふうに思ってしまいます。
最初はバレエ学校の寮に住んでいたのですが、途中で内装工事をするため出て行かなくてはならなくなりました。最初はとても不安でしたが、カンパニーのスタッフが一緒に探してくれたのですんなり見つかりました。
世界遺産(ムツヘタの文化財群)
新しい生活を始められてまだ間もないと思いますが、日本で舞台に立つことと海外で舞台に立つことに違いを感じることはありますか?
気持の部分でしっかりした芯のあるものを持っていないと練習量も違いますし不安は大きいです。しかし、お客様の歓声がとても最高です!!!
海外でのほうが自分がダンサーという仕事をしていると強く意識できるという方が多いのですがいかがですか?
日本で働いたことがないのでわかりませんが、バレエ中心の生活ができているのは確かだと思います。
バレリーナになるという夢をかなえ、海外で働きたいという夢をかなえ、すばらしいですね。簡単な道のりではないと思いますし、ひとつの夢をぶれずに願い続ける、いつまでも変わらず好きでいられて夢中になれる何かがあるというのは本当にすばらしいと思います。
夢はあきらめなければ必ず叶うということではないですが、あきらめなかった人から夢をかなえていくんですね。
最後に、大切にしている宝物はありますか?
日本でお世話になっているバレエの先生のメール、家族とバレエ学校時代のライバルであり親友からの手紙です。
いろいろ考えてしまってもそのメールや手紙で何度も救われました。
グルジアの舞台で、または日本の舞台で夏見さんの姿を見れたらいいなと思います!
応援しています!
さて、次回のダンサーの宝箱は・・・誰でしょう・・どこでしょう・・
今回もお楽しみということにしておきます!
お楽しみに!!
2013年1月よりグルジア国立バレエ団の正式団員となったというフレッシュなバレリーナ夏見亜友子さんのインタビューです。
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グルジア国立バレエ団といえばニーナ・アナニアシビリですね。
2004年よりバレエ団芸術監督であり、バレエ団を率いて日本にもよく公演に訪れています。
70名ほどのダンサーを抱え、現在3名の日本人が活躍しています。
まず聞いてみたいのが・・ニーナ・アナニアシビリは芸術監督としてどのような方ですか?
現役である彼女は毎日のクラスを団員と共に受けています。
その中で若いダンサーの育成のために彼女自身がお手本になり踊って見せてくれたりします。
彼女はまだカンパニー公演で自ら舞台に立つことはありますか?
未定ですが立つと思います。
彼女が出る舞台は会場の熱気も全然違うんですよ。
そんな彼女のバレエ団へ入団することになったきっかけはなんですか?
バレエ学校時代にニーナ・アナニアシヴィリ団長が卒業公演の指導でこられたときに日本である研修生のオーディションに誘っていただいて、そのときに特待生で合格し、半年後に団員になりました。
どこのバレエ学校にいかれてたのですか? 海外ですか?
ポルトガルのバレエ学校に2年間行きました。
クラッシックもコンテもネオクラッシックも沢山のレパートリーをやらせていただきました。
ポルトガルのバレエ学校
バレエ学校卒業公演
バレエ学校卒業公演
日本での研修生のオーディションには何名くらいの参加者がいましたか?
8名くらいだったと思います。
あまり大きく宣伝していなかったみたいです。
その成功の鍵はなんだったと思いますか?
バレエ学校のときにニーナさんの前でキトリを躍らせてもらえたのが本当にラッキーだったと思います。
ニーナさんの中に強く印象に残ったからこそ、研修生オーディションに夏見さんを誘ったのでしょうね。
どんな仕事場ですか?
古典やネオクラッシックが多いですが、Jiri Kylianの作品などもやっています。
コンテ作品もします。
劇場更衣室
ニーナさんは日本公演も何度も行っていますし、日本にもファンが多いですね。親日家でもあると思うので、やはり日本人を何名か入れたいという思いから日本でオーディションをしたのでしょうか?
彼女は日本人に対し時には厳しく指導してくださり、ニーナさんから学ぶことは沢山あります。
日本人に対して時には厳しく、というのは日本人への接し方をよく理解しているということのように感じます。
ニーナさんは日本公演もよく行っているので、日本公演の際に日本の舞台で夏見さんの踊っている姿を見ることができるかもしれませんね!
日本ツアーでグルジアバレエ団の一員として舞台に立つことが今の目標です!
ダンサーとして思い出に残っている仕事は何ですか?
卒業公演で主役とjiri Kylianの作品をやらせていただいたとき、
そしてやはりグルジア国立バレエ団の白鳥の湖公演ででニーナさんと同じ舞台に立てたことです。
白鳥の湖 ポスターの前で
将来海外で働きたい、絶対に海外で働きたいという思いは以前からありましたか?
中学生の時にはそう決めていました。
これからどのようなダンサーになっていきたいですか?
舞台に立つことの楽しさをお客様に踊りを通して伝え、どの役が合うとかではなくすべての役に対してまったく違う顔を持つダンサーになりたいです。
ヴィシンヨーワのようなダンサーになりたいです。
そしてやはりニーナさんのように体からあふれ出るパワーはすばらしいと思います。
デニス・マトヴィエンコと
ところで、グルジア共和国で住むということがまったく想像がつかないのですが、どんなところですか? 治安はどうですか?
場所によって異なりますが、カンパニーや私が住んでいるところはスリなどがまったくないので治安はいいと思います。
団のお仕事が決まり住むことになったとき、家探しなどは大変だったのではないですか?
英語圏でない地域へ行かれた方のことを聞くとついついそんなふうに思ってしまいます。
最初はバレエ学校の寮に住んでいたのですが、途中で内装工事をするため出て行かなくてはならなくなりました。最初はとても不安でしたが、カンパニーのスタッフが一緒に探してくれたのですんなり見つかりました。
世界遺産(ムツヘタの文化財群)
新しい生活を始められてまだ間もないと思いますが、日本で舞台に立つことと海外で舞台に立つことに違いを感じることはありますか?
気持の部分でしっかりした芯のあるものを持っていないと練習量も違いますし不安は大きいです。しかし、お客様の歓声がとても最高です!!!
海外でのほうが自分がダンサーという仕事をしていると強く意識できるという方が多いのですがいかがですか?
日本で働いたことがないのでわかりませんが、バレエ中心の生活ができているのは確かだと思います。
バレリーナになるという夢をかなえ、海外で働きたいという夢をかなえ、すばらしいですね。簡単な道のりではないと思いますし、ひとつの夢をぶれずに願い続ける、いつまでも変わらず好きでいられて夢中になれる何かがあるというのは本当にすばらしいと思います。
夢はあきらめなければ必ず叶うということではないですが、あきらめなかった人から夢をかなえていくんですね。
最後に、大切にしている宝物はありますか?
日本でお世話になっているバレエの先生のメール、家族とバレエ学校時代のライバルであり親友からの手紙です。
いろいろ考えてしまってもそのメールや手紙で何度も救われました。
グルジアの舞台で、または日本の舞台で夏見さんの姿を見れたらいいなと思います!
応援しています!
さて、次回のダンサーの宝箱は・・・誰でしょう・・どこでしょう・・
今回もお楽しみということにしておきます!
お楽しみに!!
by dancerstakarabako | 2013-10-19 18:55