Vol.3 Harumi Takeuchi レーゲンスブルグ
さて、カッセルから移動し、ダンサーリレーの三都市目はレーゲンスブルグです。
ここは町ごと世界遺産に登録されているそうで、小さいながらに魅力的な町のようです。
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ドナウ川
Theater Regensburg
今回のダンサーはこの町の劇場で働く竹内春美さん
ここの劇場は町の人々に愛され支えられ、小さいながらに活発な公演活動を続けています。
レーゲンスブルグの中央駅から徒歩20分、バスで5分のところにビスマルク劇場(Theater am Bismarckplatz) というオペラハウスとヴェロドロム(Velodrom)というホールがあります。
レーゲンスブルグの劇場ダンサー達はこの二つの劇場を掛け持ちし、数多くの公演をこなしているようです。
ビスマルク劇場と竹内さん
団員は男女5人ずつの10名とゲストが2名の計12名。
そのうち2名が日本人、そのほかイタリア、フランス、スペイン、ドイツ、ロシア、ブラジルなどからのダンサーで構成されています。
劇場での一日を教えてください。
パターン①
10:00-11:15 バレエトレーニング
11:35-14:00 リハーサル
15:30-18:30
もしくは
18:00-22:00 リハーサル
パターン②(本番の日)
10:00-11:15 バレエトレーニング
11:35-14:00 リハーサル・ダメ出し
17:30-18:30 楽屋入り・メイク
18:30-19:00 ウォームアップ
19:30- 本番
プロでもレッスンはするんですね、
意外にもそんな風に問われる場面がよくあります。
プロこそ地味な基礎の基礎のレッスンを毎日欠かさずしているものです。
そして同じくらい休養というのもきちんと取っているものですね。
劇場前の看板には竹内さんの写真が使われています♪
Theater Regensburg Tanzはどんなカンパニーですか?
今シーズン立ち上がったばかりの新しいカンパニーです。
ディレクターは森優貴氏で、バレエベースのコンテンポラリー作品を上演しています。
これまで、トリプルビルと、ワーグナーの生誕200周年を記念した新作を上演して来ました。その他、劇場専属のオペラ歌手と役者と合同で、ミュージカルにも出演します。
春には、ダンサーがダンサーに振付けるヤングコレオグラファーのプログラムも予定されています。
ディレクターは森優貴さん、日本人のディレクターなのですね!
ディレクター自身が素晴らしいダンサーなのですごく勉強になります。それに、ダンサー達と惜しみなく時間を共有し、常に一緒に仕事をしてくださるので、とてもありがたいです。
新ディレクターのカンパニーであればダンサーにとっても大きなチャンスですよね。
ディレクターが変わる=新しい人材の募集 ですものね。
オーディションは高い倍率だったのではないですか?
たしか、男女5人ずつの枠に、600以上の応募があったと聞きました。
どのようにして今のお仕事の夢をつかんだのでしょうか?
たくさんのことがつながってここまで来ましたが、2年前に、文化庁の海外研修員となって、現ディレクターである森優貴さんが長年活躍していたヘッセン州立Ballet Wiesbadenに入り、研修をさせていただきました。それが今に大きく繋がりました。
竹内さんは平成22年度に文化庁の海外研修員に選ばれ、海外での実践的な研修に従事する機会を得たんですよね。その研修の場がヴィースバーデンの劇場だったというわけですね。出会いの大切さ、つながりの大切さがわかりますね。
情熱だけで体当たりしたようなものだったので大変なチャレンジでした。
応募してから内定が決まるまでは半年強かかりました。
その成功の鍵はなんだったと思いますか?
運はとても大きいです。でも加えて、たくさんねばりました。
成功している人はとてもよい出会いをしていると思います。
そして運がよかったんですと必ず言いますが、竹内さんのおっしゃるとおり、たくさんねばり、あきらめないというその強い信念、何より実力が備わっていたのだと思います。
いつ今の状況を脱するかという判断はとても重要です。
竹内さんは外に出なければいけない時期を的確に見極めたともいえると思います。
上演中の森優貴氏の作品【Ich, Wagner. Sehnsucht!】
日本で踊ることと海外で踊ることの違いは何だと思いますか?
私は、日本で踊っていた年数の方が長く、つねにアルバイトと教えを掛け持ちしながら踊っていました。休みを取る時間も、ケアする時間もなく、怪我もしやすかったです。
それが、今は踊ることを中心に生活を送ることが出来ます。大きな大きな違いです。
日本ではダンサーという仕事が成り立ちにくく、いくつもアルバイトを掛け持ちしているというのがほとんどの人の現状ですね。そういう状態で、自分はダンサーであるという自信と自覚を持つことは難しいですね。
踊ることを中心に生活を送ることができる、当たり前のようで当たり前でないその生活を手に入れるためにみんな海外に出るんですよね。
大切にしている宝物は何ですか?
ディレクター、バレエマイスター、同僚からもらうメッセージカードです。
研修中にもらったものも全部取ってあります。
竹内さんの次の夢は何ですか?
やっと手に入れた、始まったばかりのこの素晴らしい仕事を続けて行くことです。
また、日本公演も夢見ています。
やっと手に入れた・・
その言葉にぐっときますね。。。
がんばってがんばってつかんだ夢だというのが伝わります。
Stephan Thoss氏の【Carmencita】オペラのパロディ。
お客さんが絶対喜ぶマスターピース。
さて、ダンサーリレーのバトンですが、次は誰に渡しましょうか?
ヘッセン州立劇場 Ballet Wiesbaden/ Thoss Tanz Companyで踊る
成澤幾波子さんです。
研修先で仲良くしてもらいお世話になりましたが、実は高校生の時に日本で少しの間、同じ先生の元でレッスンしていたこともありご縁があるダンサーです。
抜群のプロポーションを生かした踊りで、海外でたくさん活躍しているダンサーです!!
というわけで、次回はヴィースバーデンのヘッセン州立劇場で働く
成澤幾波子さんです。
お楽しみに!!
記事に関するコメントやお問い合わせはmikaまで
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Theater Regensburg
今回のダンサーはこの町の劇場で働く竹内春美さん
ここの劇場は町の人々に愛され支えられ、小さいながらに活発な公演活動を続けています。
レーゲンスブルグの中央駅から徒歩20分、バスで5分のところにビスマルク劇場(Theater am Bismarckplatz) というオペラハウスとヴェロドロム(Velodrom)というホールがあります。
レーゲンスブルグの劇場ダンサー達はこの二つの劇場を掛け持ちし、数多くの公演をこなしているようです。
ビスマルク劇場と竹内さん
団員は男女5人ずつの10名とゲストが2名の計12名。
そのうち2名が日本人、そのほかイタリア、フランス、スペイン、ドイツ、ロシア、ブラジルなどからのダンサーで構成されています。
劇場での一日を教えてください。
パターン①
10:00-11:15 バレエトレーニング
11:35-14:00 リハーサル
15:30-18:30
もしくは
18:00-22:00 リハーサル
パターン②(本番の日)
10:00-11:15 バレエトレーニング
11:35-14:00 リハーサル・ダメ出し
17:30-18:30 楽屋入り・メイク
18:30-19:00 ウォームアップ
19:30- 本番
プロでもレッスンはするんですね、
意外にもそんな風に問われる場面がよくあります。
プロこそ地味な基礎の基礎のレッスンを毎日欠かさずしているものです。
そして同じくらい休養というのもきちんと取っているものですね。
劇場前の看板には竹内さんの写真が使われています♪
Theater Regensburg Tanzはどんなカンパニーですか?
今シーズン立ち上がったばかりの新しいカンパニーです。
ディレクターは森優貴氏で、バレエベースのコンテンポラリー作品を上演しています。
これまで、トリプルビルと、ワーグナーの生誕200周年を記念した新作を上演して来ました。その他、劇場専属のオペラ歌手と役者と合同で、ミュージカルにも出演します。
春には、ダンサーがダンサーに振付けるヤングコレオグラファーのプログラムも予定されています。
ディレクターは森優貴さん、日本人のディレクターなのですね!
ディレクター自身が素晴らしいダンサーなのですごく勉強になります。それに、ダンサー達と惜しみなく時間を共有し、常に一緒に仕事をしてくださるので、とてもありがたいです。
新ディレクターのカンパニーであればダンサーにとっても大きなチャンスですよね。
ディレクターが変わる=新しい人材の募集 ですものね。
オーディションは高い倍率だったのではないですか?
たしか、男女5人ずつの枠に、600以上の応募があったと聞きました。
どのようにして今のお仕事の夢をつかんだのでしょうか?
たくさんのことがつながってここまで来ましたが、2年前に、文化庁の海外研修員となって、現ディレクターである森優貴さんが長年活躍していたヘッセン州立Ballet Wiesbadenに入り、研修をさせていただきました。それが今に大きく繋がりました。
竹内さんは平成22年度に文化庁の海外研修員に選ばれ、海外での実践的な研修に従事する機会を得たんですよね。その研修の場がヴィースバーデンの劇場だったというわけですね。出会いの大切さ、つながりの大切さがわかりますね。
情熱だけで体当たりしたようなものだったので大変なチャレンジでした。
応募してから内定が決まるまでは半年強かかりました。
その成功の鍵はなんだったと思いますか?
運はとても大きいです。でも加えて、たくさんねばりました。
成功している人はとてもよい出会いをしていると思います。
そして運がよかったんですと必ず言いますが、竹内さんのおっしゃるとおり、たくさんねばり、あきらめないというその強い信念、何より実力が備わっていたのだと思います。
いつ今の状況を脱するかという判断はとても重要です。
竹内さんは外に出なければいけない時期を的確に見極めたともいえると思います。
上演中の森優貴氏の作品【Ich, Wagner. Sehnsucht!】
日本で踊ることと海外で踊ることの違いは何だと思いますか?
私は、日本で踊っていた年数の方が長く、つねにアルバイトと教えを掛け持ちしながら踊っていました。休みを取る時間も、ケアする時間もなく、怪我もしやすかったです。
それが、今は踊ることを中心に生活を送ることが出来ます。大きな大きな違いです。
日本ではダンサーという仕事が成り立ちにくく、いくつもアルバイトを掛け持ちしているというのがほとんどの人の現状ですね。そういう状態で、自分はダンサーであるという自信と自覚を持つことは難しいですね。
踊ることを中心に生活を送ることができる、当たり前のようで当たり前でないその生活を手に入れるためにみんな海外に出るんですよね。
大切にしている宝物は何ですか?
ディレクター、バレエマイスター、同僚からもらうメッセージカードです。
研修中にもらったものも全部取ってあります。
竹内さんの次の夢は何ですか?
やっと手に入れた、始まったばかりのこの素晴らしい仕事を続けて行くことです。
また、日本公演も夢見ています。
やっと手に入れた・・
その言葉にぐっときますね。。。
がんばってがんばってつかんだ夢だというのが伝わります。
Stephan Thoss氏の【Carmencita】オペラのパロディ。
お客さんが絶対喜ぶマスターピース。
さて、ダンサーリレーのバトンですが、次は誰に渡しましょうか?
ヘッセン州立劇場 Ballet Wiesbaden/ Thoss Tanz Companyで踊る
成澤幾波子さんです。
研修先で仲良くしてもらいお世話になりましたが、実は高校生の時に日本で少しの間、同じ先生の元でレッスンしていたこともありご縁があるダンサーです。
抜群のプロポーションを生かした踊りで、海外でたくさん活躍しているダンサーです!!
というわけで、次回はヴィースバーデンのヘッセン州立劇場で働く
成澤幾波子さんです。
お楽しみに!!
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by Dancerstakarabako | 2013-03-18 07:59